ラベルに「酸化防止剤(亜硫酸塩)」体に悪くないの? | |
月 子:博士、前から気になっていたんだけどワインの裏ラベルに「酸化防止剤(亜硫酸塩)」って言うのが書いてあるでしょ、あれっていかにも体に悪そうなんだけど大丈夫なの? 博 士:そうじゃな、その「亜硫酸塩」についてはワインを語る上でもっとも誤解が多く、間違った印象を持っておる人が多い文句じゃな。結論から言うと全く悪影響は無い! 八兵衛:全く悪影響がないって言うのは言い過ぎちゃうかな〜 博 士:ほっ、八兵衛までそのようなことを言うておるのか。。。 月 子:ちょ、ちょっと待ってよ... 八兵衛:そやな、まずそこから説明せなあかんな。 月 子:あ〜八兵衛さんそんなことも知らないの!切った後は塩水に漬けておけばいいのよ。 八兵衛:そや、それやがな! 月 子:へ〜そうなんだ、そうしたら亜硫酸塩は何から出来ているの? 八兵衛:はい、博士タッチ! 博 士:亜硫酸は硫黄を燃やすだけで簡単に出来るお手軽なガスじゃ。 月 子:亜硫酸ってガスなんだ。。。何か余計に体に悪そう.... 博 士:ワインに使う場合は、発酵する前に酵母菌以外の有毒な微生物の活動を抑えたり、アルデヒドのような不快な香りの成分を除く役割を果たしておるんじゃ。それと大事なのはオリ引きの時や瓶詰め後の酸化を防ぐことも忘れてはならん! 月 子:じゃあ、亜硫酸塩が入っていないワインはどうなの? 八兵衛:牛乳並の扱いをせなあかん、賞味期限はブドウを収穫してから1週間以内とか... 月 子:でもワインとして売られているじゃない! 八兵衛:そこが不思議や、中にはビタミンCを酸化防止剤として使っている物もあるけど、酸っぱいで。 月 子:そうしたら博士、動物実験の結果を教えて! 博 士:まず、食品衛生法による安全基準内、すなわちワイン中に最大0.035%までと定められていおるのじゃが、実際にはワイン中の遊離亜硫酸の量はその10分の1以下じゃ。この数字は動物実験の結果、体重50キロの人間が毎日75本のワインを2年間毎日飲み続けても全く悪影響のでないことが確認された数字なのじゃ。 月 子:そうなんだ、毎日2本飲んでも私が95歳になるまでは悪影響は無いのね! 八兵衛:亜硫酸で悪影響が出る前に肝臓がおかしなるで。。。 博 士:それと、ワインによっては酵母の繁殖を抑えるためにソルビン酸カリュウムが使われておるが、こちらは最大で0.02%しか認められておらず、亜硫酸より更に安全性が高い結果が動物実験によって確認されておる。 月 子:そうしたら、「亜硫酸塩」って名前は体に悪そうだけど、気にしなくていいわけね! 八兵衛:ま、そう言うことやな! |
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