月　子：八兵衛さん、これなに？

八兵衛：なにが？

月　子：冷蔵庫の中に、ちっさいびんに入ったワインが一杯。

八兵衛：それはな〜前回出番がなかったから、やけ酒の変わりに飲んだワインの残りや。

月　子：前回八兵衛さんが出てこなかったのは、昼真っからワインを飲んでる間に博士が解決しちゃったからじゃない！

八兵衛：それでも、一言ぐらい声掛けてくれてもええやんか〜

月　子：はいはい、今後気を付けさせていただきますゞ(+ﾍ+)``
それで、なんで飲みのこしたワインを小さい瓶に入れてるの？

八兵衛：ワインがまろやかになり、香りがふくらみ時間と共に変化する原因はなんや？

月　子：それは、密閉されていたワインと空気中の酸素が結合して酸化することにより....

八兵衛：そう、それ！

月　子：どれ？

八兵衛：ワインが変化するのは酸素と結びつき酸化が進むからや。
と言うことは、残ったワインをそのまま保存するためには出来るだけ酸素との接触を減らすことで実現できる、と言うこと！！はぁはぁ....

月　子：それで、小さい瓶の口一杯にワインを移し替えているのね！

八兵衛：そう言うこと、この時のコツは出来るだけ一杯に入れることや、ふたをするときに多少こぼれるくらいの方がBESTや。

月　子：そうしたら、古いワインでも遠慮なく開けられるわけね！

八兵衛：月ちゃん、そないに甘いことないで！
若くてしっかりしたワインの場合はこの方法で、数日〜数週間置いておくことが出来るけど、一度酸素に触れたワインは少しずつ酸化が進んで味も変化して行くんや。
古いワインの場合は、極限のバランスを保つのは一瞬の場合が多いから、移している段階で台無しになってしまうことがある。

月　子：やっぱりだめか！ホントにワインってバリケードな飲み物よね。。。

八兵衛：そうそう、ほんまにバリケードな飲み物.....そらデリケートやヾ(--）
多少味が落ちた程度の場合はお料理に使って最後まで美味しく頂きましょ！

月　子：あっ、お料理してくれるいい人いるんだ〜

八兵衛：・・・・(..;)