月　子：あ〜、また失敗しちゃった〜、
八兵衛さんに「ワインを開けるんわ、やっぱりソムリエ・ナイフやで〜」て言われて買ったんだけど、どうもソムリエ・ナイフ苦手なのよね〜

八兵衛：わ〜、また失敗してるやんか、あ〜あ折角のワインの味が半減....

月　子：教えてもらったとおりにしてるんだけど、いつもコルクが途中で折れちゃうの...

八兵衛：そやから、引き上げるときはコルクが曲がらないように真っ直ぐに...

シム博士：まあまあ、八兵衛ソムリエ・ナイフだけがワインを開ける道具ではない、まずは上手にワインを開ける方が先じゃろ。

八兵衛：そやけど、ソムリエ・ナイフで開ける方がかっこええやん！

シム博士：スマートじゃが、プロに成る訳じゃなければ、こだわることはない、使いやすい道具でワインを楽しむ方が良いじゃろ。

八兵衛：まあ、そやな....

シム博士：ワインを開ける道具は年々新しく改良されておるから、初めてワインを開けるときでもほとんど失敗しない物がたくさんある、今回は比較的古くから有るおすすめの物を紹介しよう。

シム博士：一般におすすめしやすいのはまず「スクリューブル」と言われる商品じゃ。
この商品はシングルアクションタイプとゆうて、ハンドルを回していくだけで、勝手にコルク栓が抜けるタイプなのじゃが、その中でも比較的失敗のない商品なのじゃ。

注意しなければならんのは、ポンプ式のオープナーじゃ！
このタイプにはエア式とガス注入式があるが、瓶に傷があると破裂する危険がある。
出来れば使わない方が良い。

月　子：わ〜怖〜い、ワインを飲もうとして別の赤い液が流れ出たら洒落にならないものね。
上手なワインの開け方は失敗しない道具を使うっていうことねd(^-^)ネ!

八兵衛：その言い方めちゃめちゃ怖いで。
そらそうと、折角やからソムリエナイフの使い方と、スクリュープルの使い方を説明するわ。

まずは、ソムリエナイフから！

まず最初に、口の部分の凸凹下の部分にナイフで切れ目を入れてキャップのシールを取り除くんや。	コルクなどに着いたカビや埃をトーション（乾いた布）でふき取る。特に汚れがひどいときは少し濡らして。	コルクに垂直にスクリューが入っていくように注意しながらスクリュー二巻きほど残す感じで回し込むのがコツや！	後は、てこの原理を利用して引き上げんねんけど、ここでコルクが割れたりするんや。瓶の口の部分をしっかり押さえて垂直に引き上げなあかん！
ソムリエナイフは、使っている内にそれぞれの癖が分かってきて、どの部分にスクリューの先を当てたら真っ直ぐに入るとか、スクリューの長さでどこまで上げるとちょうどの位置なんかが分かってくるからもの凄く愛着が沸いてくる。自分だけのナイフ！

次はスクリューブル

キャップのシールを取り除き、コルクなどに着いたカビや埃をトーション（乾いた布）でふき取るまでは一緒。	本体の二股の部分を瓶の口に合わしてしっかりと握る。それからスクリューをコルクの中心に当てる。	あとは、目をつむって、時計回りにグルグル回す。	それで、目を開けたら、あら！コルクが抜けてた！
これ面白いねん、ポケットモデルやけどハンドルに指が入る穴が空いてて、人差し指でグルグルグルって回したらコルクがジワッジワッと上がってくる。これ以外と快感！次にワインを開けるのが待ち遠しくなるオープナー。