高いワインほど美味しいのですか? | |
八兵衛:今日は大工の師匠の所に挨拶にいかんとあかん日やな〜 手みやげにワインでも持っていくか。 あのちょっと、手みやげにワインを持って行きたいんやけど、適当なワイン選んでーな。 店員:ご予算は? 八兵衛:安いワインでええわ。 店員:かしこまりました、2本セットで2,000円こちらでいかがでしょうか? 月 子:八兵衛さん、お買い物? 八兵衛:おっおう、月ちゃんか。 月 子:八兵衛さん、それ私へのプレゼント? 八兵衛:あほ!これは家の師匠への手みやげや! 月 子:あ〜、師匠にそんな安いワインをプレゼントするの! 八兵衛:はぁ〜、月ちゃん分かってないな〜 月 子:だって、高いワインの方が美味しいんじゃないの? 八兵衛:はぁ〜、ほんま分かってないな〜 月 子:へ〜、そうなんだ(なんか言い訳っぽいな〜) 八兵衛:例えばな、ここにオペラコンサートの5万円のチケットと、アイドル歌手の5千円のチケットがあるとするやろ、月ちゃんはどっちのチケットを貰う方が嬉しい? 月 子:私、オペラ全然分からないから、アイドル歌手のチケットの方が嬉しいな〜 八兵衛:博士はどっちがええ? シム博士:わしか、わしはやっぱりオペラじゃの、あの重厚な雰囲気の中に浸るのが大好きじゃ。 八兵衛:博士にアイドル歌手のコンサートチケットプレゼントしても迷惑やし、月ちゃんがオペラのチケット貰っても迷惑やろ! 月 子:そうよね〜、高いチケットをもらった、っていう事だけが重荷になって、実際には楽しめないもの。 八兵衛:そやから、人の好みでワインを選ぶのはとても大切なことなんや。 月 子:そうしたら、高いワインほど美味しいんじゃなくて、安くてもそれぞれの好みに合っていれば美味しいワインって言うことなのね〜! 八兵衛:ちょっと、店員さん2本で2000円はええねんけど、師匠はこっちの方がこのみやから、これのセットにして! 店員:かしこまりました、そうしましたら2本で5000円になります。 八兵衛:あっ、元の方が好みやったかな〜 月 子:やっぱり値段だったのね... |
|
[Wyvernトップページへ] |